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更新日 : 2024/02/14
Proxmox VEを使ってみる (2) – Proxmox VEのインストールと設定
ハードウェア準備 で用意したコンピュータに、 Proxmox VEのインストール及び、初期設定をする。
最低限の構築をするため、以下の環境を構築する。
- クラスタは構築しない
- Proxmox VEへのログインには、Linux PAM Authenticationを利用する
- httpsのためのSSL/TLS証明書は、デフォルトのものを利用する
Proxmox VEのインストール
Proxmox VEのVersion 8.1-1をインストールする。
インストールメディアの準備
- Windows PCなどで、Proxmox VEのISO をダウンロードする。
- Rufus などを利用し、インストールメディアを作成する。
インストール
作成したインストールメディアをコンピュータに挿入後、コンピュータを起動し、 以下セットアップをする。
[Install Proxmox VE (Terminal UI)]を選び、インストールを開始する。
インストール画面に従い、例えば以下の値でインストールをする。 環境に合わせて、Hostname, IPアドレスなどの値を変更する。
Option | Selected Value |
---|---|
Bootdisk filesystem | ext4 |
Bootdisk(s) | /dev/nvme0n1 |
Timezone | Asia/Tokyo |
keyboard layout | ja |
Administrator email | mail@example.com |
Management interface | enp0s31f6 |
Hostname | pve01-lan1.testbed.ulvaniac.co.jp |
Host IP (CIDR) | 192.168.1.10/24 |
Gateway | 192.168.1.1 |
DNS | 192.168.1.1 |
注意
[Install Proxmox VE (Graphical)]によりインストールすると、 「Trying to detect country…」でインストールが停止したため、 [Install Proxmox VE (Terminal UI)]でインストールを実施した。
参考
Install Proxmox VE
https://www.proxmox.com/en/proxmox-virtual-environment/get-started
ディスクのセットアップ
ストレージを効率よく利用し、VMのスナップショットを取りたいため、 LVM-Thinを利用する。
ストレージの種類によって、Proxmox VE上の機能が異なる。詳細ついては、以下URLを参照。
https://pve.proxmox.com/wiki/Storage
セットアップ方法
1. Proxmox VEのWebコンソールにアクセスし、構築したノードに移動する。
・デフォルトは、8006ポートなため、「http://{ホストIP}:8006」で、Webコンソールにアクセスする
・コンソールアクセス時に、警告が出るが無視してアクセスする
2. [Disks> LVM-Thin]に移動し、[Create: Thinpool]をクリックする。
3. [Disk]に4TBのSSDを選択。[Name]に、例えば、「vmvolume01」を入力後、[Create]をクリックする。